京都の飲食店事情は、伝統を守り抜く老舗と新しい感性で出店するお店で、楽しみが増えてきています。
毎週水曜日、京都の飲食店を紹介するメルマガを発行しているのですが、長く続けてきたこともあって、たくさんの情報が集まってくるようになったことで、掲載するお店の情報に困ったことはありません。
友人・知人からの「いいお店を見つけました」や「一緒に行きましょう、きっと気に入ってもらえると思います」などの魅力的な誘い文句に乗せられて、京都の街を歩き回っています。
京都といえば、“伝統的”といったイメージがありますが、“新しいもの”を受け入れる懐の深さもあると思うのです。
半兵衛麩のような、創業数百年という老舗でありながら、現代にも受け入れられるように、その味わいや大きさなどを微妙に変えてみせ、ごく緩い新陳代謝を繰り返している。そうかと思えば、京都市内の主要駅の一つ「四条烏丸駅」の北側あたりの錦小路通や蛸薬師通沿い、また通称・大丸裏と呼ばれるあたりは、新しいお店のオープンが続いていて、急激な新陳代謝を繰り返している激戦区です。
お誘いを受けている中にも、カレー&シャンパーニュのレストラン「プティ・ムッシュー」のような“出来立て”のお店が増えているので、その感性に触れるのを楽しみにしています。