新宿駅最後の小さなお店ベルク

新宿ルミネエスト地下にあるビア&カフェ「ベルク」の思いがたっぷり詰まった一冊「新宿駅最後の小さなお店ベルク」は、お店の雰囲気を作るのはインテリアではなく接客と言い切るあたりに、その思いの強さを感じます。

新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
井野朋也(ベルク店長)
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新宿ルミネエスト地下にあるベルク。立ち退き問題が浮上してからネット上で話題になり、多くの人達がその本当の良さを知ることになる。来店したことがない人でも何かを感じられる内容に仕上がっています。

新宿駅最後の小さなお店ベルクを読んでみると、お店に対する思い、その熱っぽさが伝わってきます。新宿東口、たった15坪の小さなお店でありながら、毎日1,500人もの来店客があるというのだから驚きます。

第一章には、「お店の雰囲気を作るのはインテリアではなく接客」とあり、コーヒーチェーン系のお店ではシステムやオシャレさは洗練されているのに、この点が不足していると感じているのはボクだけではないはず。

いつも利用しているタリーズ京都三条通り店は接客が上手で、それを多くの友人・知人に伝えてきました。特別な何かがあるわけではなく、目を見て笑顔で応対するというただそれだけ。だけど、これができないお店が、とても多くなっているように思うのです。

ベルクは、ビア&カフェと冠がついていますが、それは業態ではなく、“人が集まるところ”と定義付けしているので、本にも“お店の雰囲気を作るのはインテリアではなく接客”と書かれているのです。

読後、ベルクに行ってビールが飲みたくなりますよ。

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