松竹梅の法則。

松竹梅のランク分けは、法則といっていいほどで、店舗などの対面では“見栄”から竹を選び、ネット通販の場合は、圧倒的に梅が選ばれ、これは心理学的に購買心理として説明できる行動です。

昨夜、テレビ東京のワールドビジネスサテライトを観ていたら、「松竹梅の法則」という特集をやっていました。浅草に観光に来ていた外国人観光客に質問するシーンがあり、この法則は日本だけのものではなく、購買心理に深く関わる経験則なんだそうですよ。

これがなかなかおもしろい。鰻屋さんの松竹梅というエントリーを書いたすぐ後という、ものすごくいいタイミング。その質問とは、松竹梅でランク分けした鰻丼を用意して、目の前に差し出し、あなたならどれを選ぶかというもの。

ここでの松竹梅は、鰻の質ではなく、量でランク分けしたものだったのですが、やっぱり竹が選ばれ、これは国民性とは関係なく万国共通のようで、失敗しないための無難な選択という購買心理が働くそうです。

そしておもしろかったのが、ネット通販での場合。楽天によると、内容量による差で松竹梅のランク分けをすると、竹が選ばれるかと思いきや、松と竹が1割ずつ、梅8割という圧倒的な差が出るとのこと。

これは、店舗などの対面で選ぶ場合と違い、自分ひとりであることから見栄を張る必要がなく、最初は価格の安いものを、それで納得したら松や竹を選ぶ。見栄が購買心理に大きく影響しているんですね。

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