鰻屋さんの松竹梅。

鰻屋さんの鰻丼や鰻重の松竹梅は、鰻の質でランク分けしている場合と、質は同じで鰻の量で分けているお店もあるそうです。

鰻屋さんに行くと松竹梅というランク分けがしてあったりしますが、実は3つとも鰻は同じだというのを小耳に挟んだので、そのあたりのことを京都にある小料理屋の女将さんに訊いてみました。その答えは・・・どちらとも言えない、でした。でも、それにはなるほどって理由がちゃんとありました。

松竹梅のほかに、並・上・特上というランクに分けているお店もあって、これは松竹梅と同じ意味合いだと思っていいとのこと。

松竹梅を鰻の質で分けている場合もあるそうですが、鰻丼や鰻重に盛り込む“鰻の量”でランク分けしている鰻屋さんが意外に多いそうです。実はこれ、とても合理的な理由で、安くておいしい鰻を食べてもらうための工夫なんだそうです。

鰻の質でランク分けすると、一日に用意しておく鰻をランクごとに仕入れる必要がありますが、鰻の量でランク分けすると、ある一定の質の鰻を一日に使う量だけ仕入れればいいことになりますよね。これだと手間が掛からなくて、ある程度の量を買い入れるので仕入単価も割安になる。

そうなると、量は少なくても、おいしい鰻を安い値段で食べられることになり、庶民的な鰻屋さんほど、鰻の量で松竹梅のランク分けをしているというお話しでした。

なるほど。鰻が食べたくなってきたなぁ〜

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