どんなカフェも個性的だし、そして素敵。

「Cafe Kocsi(カフェコチ)」や「伊右衛門サロン京都」、「火裏蓮花」、「イノダコーヒー」や「マエダコーヒー」など、京都には街の社交場的カフェがたくさんあります。

店内で焼き上げるパンが人気の、富小路通三条上ル「Cafe Kocsi(カフェコチ)」、窓越しに庭園を眺められる、三条通烏丸西入ル「伊右衛門サロン京都」、石畳の細い路地奥にひっそりあるカフェ、柳馬場姉小路上ル「火裏蓮花」、京都の老舗喫茶サロン、堺町通三条下ル「イノダコーヒー本店」、旧明倫小学校の廃校跡にある「マエダコーヒー明倫店」など、京都には街の社交場的カフェがたくさんあります。

・・・個性的なカフェは街の文化。

カフェは文化だなんて、普段は考えて利用していませんが、京都に遊びに来る友人達をカフェに案内すると、「やっぱり京都のカフェは違う」と言います。京都で暮らしていると、その意味するところを実感できないのですが、その雰囲気は独特なんだそうです。

関西なら、大阪には老舗カフェやロケーション抜群のカフェがあるし、神戸のカフェのおしゃれさったら心躍るものがある。たまに行く横浜にはたくさんのカフェがあるし、そこに集う人達はおしゃれで、どこか上品な感じが漂っていて、失礼ながら京都にはそんな雰囲気はあまりない。

ただ、街的、社交場的という感じがするんですね、京都のカフェって。

いけずも京都の文化と言われるほど排他的なところもあるのですが、馴染んでしまえば、その距離が急接近するのは驚くほどだし、京都人は独特の個性の持ち主で、その人達が作り出すものもまた個性的であって。そういう意味ではカフェでさえ個性的で、街の文化と言っていいほど。

・・・あったかさ。

春秋シーズンにやって来る横浜の友人は京都を訪れるのをいつも楽しみにしていて、もう何度も来ているのだからよく知っているだろうに、未だに案内してほしいと言います。そして、歩き疲れると、「近くのカフェに入ろう、どこかいいところない?」って言い出す。

「京都のカフェって、どこに入ってもあったかいよね、お店の人とか、お客さんとかも」と、これまたいつものように言うのです。

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