節分に食べる恵方巻のルーツにはいくつかの説があって、発祥は大阪、それも花街であったこと、昭和初期には花柳界では習わしとして定着していて、そしてもう一つの意味があったようです。
2009年の恵方は、東微北。節分といえば豆まきが一般的だったし、風物詩としてニュースで取り上げられていますが、「恵方巻」の認知度が毎年どんどん上がっていく感じですよね。京都でも節分にまるがぶりする慣習があるものの、発祥は大阪、そのルーツには意外なものまでありました。
・・・東微北
東北東と表記されている場合もありますが、厳密には東よりもやや北寄り(東北東と東の間くらい)の東微北。恵方詣りといって、初詣は自宅から恵方の方角にある寺社に向かうといった習慣があったほど、恵方は今よりも生活に密着したものだったようです。
京都の老舗割烹店で修行して独立した友人がいて、節分が近づくと、その年の恵方の話題にいつもなり、随分前に聞いた話が笑えるというかなんと言ったらいいのか、ほんと?って感じなんですが。
恵方巻のルーツにはいろんな説があって、その一つに発祥は大阪の花街であったこと、昭和初期の頃の花柳界では恵方を向いてまるかぶりする習わしがすでに定着していたとのこと。それと、花街ということもあってか、旦那さんのシンボルに見立てていたという話もあるようで、街の歴史や風習に詳しい風俗研究者から聞いたそうです。
・・・恵方
太巻きが恵方巻としてコンビニなどで売り出される一方で、ロールケーキなどの長い形状のケーキも節分に合わせて店頭に並ぶようになりましたね。生クリームたっぷり、ふわふわのスポンジのロールケーキを恵方を表示して売っているあたり、いくら多様性を好むからといっても、それはオーバーラップしすぎじゃない?って思うんですけれど(笑)