“作家から手紙が届く”という新しい小説。

“作家から手紙が届く”という新しい小説「ゆうびん小説」は、「グラスホッパー」などで知られる作家の伊坂幸太郎さんが書き下ろす「バイバイ、ブラックバード」が、読者に手紙として郵便で届けられるというものです。

好きな作家さんの新作の小説が分割されて、手紙のように郵便で届いたとしたら、配達日が待ち遠しくて仕方なくなるはず。そんなユニークな試みが始まろうとしていて、その名も「ゆうびん小説」

・・・ゆうびん小説

東京ウォーカー:その名も「ゆうびん小説」。郵便を媒体として新作を連載し、執筆中の小説を郵便で読者に直接届けるというものだ。

手紙という、デジタルが当たり前の時流にあって、そのアナログ的な響きが魅力として再認識されている中で、小説を手紙のように読者に届けようというおもしろさに興味を持ちました。「ゆうびん小説」という、あまりにもそのまんまなネーミングもまたいい(笑)

その小説を書き下ろすのは、「グラスホッパー」などで知られる、伊坂幸太郎さん。

小説には6話あり、5話までの1話分を、オリジナルの便箋と封筒で郵送するというもの。そして、6話を追加して出版するという流れになるようです。「バイバイ、ブラックバード」というタイトルであることも発表されていて、書店で配布されるフリーペーパー「Love書店!」で読者を募集中です。

・・・手紙を待つ楽しみ。

手紙というのは突然だからうれしいものなのですが、届くとわかっていても、こんな小説なら待ち遠しいこと間違いなしですよね。ビジネス的なことは別にして、こんな形で小説を読者に届けようと考えた方の、その感性が素晴らしい。なんでしょうね、このワクワクする感じ。そうは言っても抽選だから、読者になれるかどうかは分からないんだけれど(笑)

Love書店!の特設ページに、伊坂幸太郎さんのコメントが掲載されています。

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