京都市営地下鉄にも、エキナカ美術館を。

東京メトロやつくばエクスプレスの駅の壁面を利用してアートスポット化し、“エキナカ美術館”という取り組みが注目され始めていて、京都市営地下鉄の利用者増への一環として取り入れてみるのもおもしろいですよね。

駅というのは、出発点であり、帰着点でもある。日常的に使われることから、機能性や利便性が優先されるのは当然だとは思いつつも、広告ばかりが目に付くようじゃ何かを損なっているようで、どこか物足りないものを感じてしまうのです。エキナカが美術館化しているというニュースに、京都の地下鉄にもぜひ取り入れてもらいたい。

・・・キャンバスは多分にある。

東京ウォーカー:駅は乗り降りをするための通過点から、“楽しむ空間”へ。そんな試みが広がり、駅を飾るパブリックアートもどんどんスケールアップしている。

岡本太郎作「明日への神話」が渋谷駅に常設展示されることになったことは、ここでも以前に取り上げました。通路ということで多くの人達が楽しめるわけで、費用が掛かったとはいえ、好意的に受け入れられていますよね。

現在、東京メトロやつくばエクスプレスの駅が、アートスポット化していて、長い壁面を利用して巨大な作品を展示するなど、“街の美術館”として親しまれているようです。色鮮やかであれば刺激的であり、観光の途中であれば気分が盛り上がると思うのです。

フラッシュモブを取り上げた際に紹介したYouTubeの動画に映し出されていたのは、ロンドン市内にあるリバプール・ストリート駅。アートスポットではありませんが、壁面や天井、階段やステップを含めて構内全体が調和していて、広告が貼られていないだけでこうも見た目が違うのかと思ったものです。

・・・京都市営地下鉄の利用者増も期待できるのでは?

いつも利用している京都市営地下鉄といえば、どの駅も似通っていて、壁面にあるといえば、観光案内か広告といった感じ。利用者が想定を下回っているそうですから、アートスポット化して話題になれば、またその環境の下であれば利用しようと思う人も増えるはず。パーク&ライドという環境面からの訴求も大切だとは思いますが、“利用したくなるには?”って視点からも検討してみたらどうか、と。

“エキナカ美術館”というのは、おもしろいと思うんですよね。

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