地域情報の季刊誌「谷根千」が終刊。

東京の下町の情報を発信してきた地域情報紙の草分け、季刊誌「谷中 根津 千駄木(谷根千/やねせん)」の終刊が決まりました。

東京の下町の情報を発信してきた季刊誌「谷中 根津 千駄木」の終刊が決まったそうです。その数93、25年間という長い活動に終止符を打つことになりました。残念なことではありますが、地域情報紙の草分けとまで言われる雑誌とのこと。

・・・谷根千(やねせん)。

主婦3人が始めたこともあって、徹底した「住民の目線」であったこと、また地域の出来事を取り上げ、イラストなどを含めて手書きの部分があったことが人気の理由だったのでしょう。作る側と読む側がある意味で同じ立場であって、広報誌のように一方的ではなかったことが地域情報紙の草分けなんだと思うんです。

イザ!:谷根千 東京都文京区から台東区にまたがる谷中・根津・千駄木地区の略称。東大、東京芸大のお膝元という文化的な雰囲気に加え、下町情緒も残る。今では、都心の人気スポットとして、カフェやギャラリーなどが立ち並んでいる。

紹介記事には“採算ライン”という言葉が使われているので、何らかの収益源を持ちつつ発刊されていたようですが、これを割り込むことが増えたことも終刊のきっかけになったようです。それでも、熱心な読者も多かったはずで、こうやってニュースになったことで何らかの反応があって新たな展開があるかも知れませんね。

・・・フリーペーパーの形。

カフェ新聞というタイトルにしたのは、“カフェで読みたい新聞”というコンセプトから。商用的な意味合いでのフリーペーパーではなく、人と街の集合体である地域を意識したもの。発信するとか、伝えるとか、このおもしろさを知ってしまい、どっぷりはまってしまったのでした(笑)

だからか、テレビ東京系の「出没!アド街ック天国」は好きな番組です。

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