NHK「世界ふれあい街歩き」

NHK「世界ふれあい街歩き」は、人の目の高さで映し出すカメラワークと、ナレーションは街の人との会話か独り言という構成で、世界の主要な都市を散歩をするというコンセプトのテレビ番組です。

テレビといえばニュースといった感じなのですが、テレビ朝日系の「世界の車窓から」は好きな番組の一つ。あのBGMはどこか気持ちをウキウキさせるものがあると思うし、世界のあちこちの駅と街の日常を紹介してくれるのもいい。それともう一つ、「世界ふれあい街歩き」もお気に入り。

・・・街にいる気分にさせてくれるナレーション。

NHK総合チャンネル(金曜日の午後10時45分から)ほかで放送されていて、調べてみたところ2005年に始まったみたいですから、わりと新しい番組なんですね。毎回、世界の主要都市の一つをピックアップして、街の成り立ちや特長、その日常までを紹介するという番組。

よく似た番組は数あれど、「世界ふれあい街歩き」のおもしろさは、その映像とナレーション。レポーターの目線、その映像はまるで歩いているかのように感じさせるよう、人の目の高さを意識していて、空撮のような演出はなく、右を向く時はカメラを右にパーンするといった感じです。

そして、ナレーションがまたおもしろい。道を歩いている時、「あっちには何があるんだろう」と独り言をつぶやいたあと、実際にそちらに進むといった演出が。街を歩く人に話し掛けるシーンもあって、その人はカメラ目線で話すものだから、まるで話し掛けられているかのよう。

・・・世界の主要な都市を散歩する。

こういった番組では、街の人達にインタビューする際、その人とレポーターを映し出すものですが、「世界ふれあい街歩き」ではカメラの映像はレポーターの目という設定ですから、レポーターの姿は映らない。ナレーションも、街の人との会話か独り言という構成なんです。

だから、「こんにちは」「やあ」とか「どうもありがとう」「それじゃ」なんて挨拶も入っているんですよ。

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