NHK「クリエイティブ・ライブラリー」が始まり、多くの人に使ってもらう目的で、映像や動画、音楽や効果音などの素材を、ある程度の自由度を確保した上でオープンにするという試みです。
ブログを書き続けていると、著作権について何かしら考えさせられる機会があるもので、その点でこれまで厳しい対応だったNHKが著作権を持つ映像や動画、音楽や効果音などを、ある程度の自由度を確保した上でオープンにする、「クリエイティブ・ライブラリー」というコンテンツをスタートさせました。
・・・自由度があるということ。
このNHK「クリエイティブ・ライブラリー」は、著作権を保持したままで創作活動に生かしてもらう目的で始まったようで、「利用のルール」が定められているものの、今までなら考えられなかったほど、自由度が高いのが特長です。
肖像権に関わるような素材は含まれていませんが、風景などの映像のほか、音楽や効果音までと、今後も素材が増えていけば、創作活動にプラスになるはずです、また、マイリスト機能を使えば、ブラウザ上で編集することもできるようになっています。
インターネットが浸透するにつれ、著作権の在り方について、議論と新たなルール作りが必要となっていて、その対応が待ったなしという状況です。Youtubeに個人がアップした映像にも著作権が発生しているわけで、今や一部の創作者だけが著作権の対象ではないんですね。
・・・フェアユース。
とかく日本では、こういった問題について、ルール化することで明確な線引きをせず、曖昧なままにしがちなのですが、NHKの「クリエイティブ・ライブラリー」の公開は、今後の議論に何かしらのきっかけになるのではないでしょうか。
ちなみに、カフェ新聞では、“クリエイティブ・コモンズ”のライセンス下で公開しています。