屋台から始まった、京都・御多福珈琲

京都市内の中心街のひとつ、四条河原町近くにある喫茶店「御多福珈琲」は、京大がある百万遍の知恩寺さんで毎月15日に開催されている「手づくり市」への屋台での出店がきっかけという開業エピソードがあります。

京都市内には、いろんなジャンルのカフェがあって、そのひとつが少し前に紹介した「北欧カフェ」なんですが、その一方で減っている喫茶店というジャンルで、新たに若手として参入した「御多福珈琲」さんの開業エピソードが、今時としては珍しいものなんです。

・・・チェーン店が全盛

これは、どこの街でも同じように、京都市内でもスタバやタリーズ、ドトール、上島珈琲店やサンマルクカフェなど、チェーン系のコーヒーショップやカフェの店舗数が増えている中で、前回の「たまごサンド」の記事で紹介した切通し進々堂さんやスマート珈琲店さん、そのほかにイノダコーヒーさんなどの老舗喫茶店が繁盛しています。

そこに京都市内の中心街のひとつ、四条河原町の近くに「御多福珈琲」さんが開業したのが、2004年のこと。ビルの地階に、まさしく喫茶店という佇まいで、“コーヒーを楽しむ空間”という演出になっているのですが、このお店を知ったのが、毎月15日に行われる“百万遍さんの手づくり市”でのこと。

ここに一軒の立ち飲みコーヒーのお店が出店していて、これが「御多福珈琲」さんの前身であり、2001年から参加。注文のたびに一杯ずつドリップでコーヒーを淹れるスタイルで、その後に店舗として開業し、現在に至ります。

・・・今では手づくり市の名物

お寺の境内に屋台が並ぶといった感じの中、ネクタイにベストという出で立ちですから目立つのですが、特に寒い時期には手を止めることができないほどの人気ぶり。店舗の方は不定休ながら、毎月15日だけは出店のために休業日となっているんですよ。

この手づくり市は、京大がある百万遍交差点すぐの知恩寺さんで開催されています。

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