発電から利用まで、京都の街で考える

京都市内には、琵琶湖疎水を利用した日本初の商業発電所「蹴上発電所」があり、当時はこれを市電や市内の工場に送電していたそうで、現在もなお発電所として使用されています。

もう随分前のこと、ひょんなことからクリーンエネルギー系の発電についてのシンポジウムに参加しました。この際は、「既存の施設」と「規制」が壁になっている印象だったのですが、今回の震災が再考するきっかけになり、身近なところで知っていることを書き留めておきたいと思います。

・・・蹴上発電所

春先に桜の名所として人気の「蹴上インクライン」は、日本初の商業発電所「蹴上発電所」が建設されたことで琵琶湖疎水を通行できなくなった船を運ぶために造られました。この発電所は、明治24年に発電を開始して以来、これを市電や市内の工場に送電していたそうです。

また、建物や装置などを更新しつつ今もなお稼働しているというのだから、すごいこと。日本というのは、停電がないことを基本にしているから、カセットボンベ式の発電機「エネポ」のような、家庭用で扱いやすい商品があまり販売されてこなかったこともあって、発電については任せっきりなんですよね。

電気の効率的な利用の観点からは、使用のピークは通年で夕方頃が最大になるそうで、深夜は使用量が減って、さらに電気料金も割安になることから、この時間帯の電気をいかに有効利用するのか、使い過ぎず余らせず、均等に使う工夫が今後は求められるんでしょうね。

・・・余剰を使い切る

余っていると言えば、お米。小麦の高騰で一時、話題になった米粉も、このところは下火なのかな。ちょっと前に教えてもらった「近畿農政局/米粉パン販売店舗【京都府】一覧」は、これが見づらいというのか、せっかくまとめてあるのに、なんとも残念。

米粉がらみだと、我が家ではフォーが常備食です。

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