京都の北山杉の間伐材を利用した杭が、被災地の仮設住宅の部材として出荷され、ドコモのテレビCMで流れている「森の木琴」もまた間伐材を使ったものなんだそうです。
ちょっとした成り行きで、友人が参加する会合に同席することになり、その時に聞いた話を覚え書きとして一一今、被災地では仮設住宅の建設が進んでいますが、大量の杭が必要になるらしく、その一部は京都市内の北山杉が使われているそうです。
・・・北山杉
千利休が茶室に好んで使ったとか、いわゆる銘木だというくらいは知っていたけれど、最近ではあまり使われなくなっているとか。それでも木は育つので間伐が必要となり、今回は杭として利用されました。調べてみると、確かに:
http://twitter.com/keihokumeikyou/status/53615362184454144
そういえばドコモのテレビCMでも森が映っていたなと思って探してみたら、それは「森の木琴」というタイトルが付いていて、バッハのカンタータが森に響く。その撮影は、きっと気が遠くなる作業だっただろうと、天候にも左右されただろうし。
https://www.youtube.com/watch?v=C_CDLBTJD4M
メイキングムービーもありました一一ここで使われている木もまた間伐材。森を育てるプロセスで、どうしても間伐材は出てくるし、そうしないと森は育たない。東北にも山々があり、復興において多くの国産木材が使われていくといいのに。
・・・やっぱり杉花粉?
春先になると多くの人達が悩まされる花粉症なのですが、やっぱり北山杉もその原因のひとつになっているんでしょうね。街に近いところに植林されているし、中心部の高いビルからでも、黄色っぽい靄みたいなものが、春先に見えることがあるので。
産業である一方で、今や国民病とも言える花粉症の原因でもあるし、悩ましい。