京都市内で、かき氷(2)

好評だった「京都市内で、かき氷(1)」の続編は、中心部にある3軒(大極殿本舗 栖園/丸久小山園 茶房元庵/弥次喜多)と、今年いっぱいで閉店してしまう「茶寮ぎょくえん」をピックアップしています。

今日から8月だというのに、こんなに涼しいのは珍しいけれど、夏といえば、かき氷一一前回(京都市内で、かき氷(1))の続きです。今回も市内中心部の甘味処を取り上げるのですが、記事を書こうと実際に挙げてみると、本当にたくさんあって絞るのが大変で、出町柳周辺でも紹介したいお店があるので、それは次回に。

・・・六角高倉、大極殿本舗 栖園さん

黒蜜や抹茶の定番ものもありますが、梅酒みぞれが一押し。梅の実が上にのっかった独特の形と、古酒と新酒を合わせた梅酒入りの自家製の蜜が見た目よりもずっと味が濃くて香りが深いという独特のかき氷なんですよ。

・・・西洞院御池、丸久小山園 茶房元庵さん

すごく細かく削られたようなかき氷です。別添えの抹茶シロップをかけると、やや粉っぽく見えるのですが、濃厚な香りが口いっぱいに広がり、宇治茶を扱うお店だからこそという感じがします。練乳も別添えですから、2通りの味わいを楽しむのもまた良し。

・・・四条河原町、弥次喜多さん

こちらも宇治金時。こんもりとした形の氷に白い部分が見えないほどに抹茶の蜜がかかっていて、バニラアイスのせをよく見かけるかなという感じ。繁華街近くの路地裏にある京町家の甘味処で、店内も風情があり、夏場は夕方の閉店間際まで慌ただしさが続く人気店です。

・・・茶寮ぎょくえんさん、やはり閉店のよう

先日、ひょいと手に取った本があって、これが雑誌「カーサ ブルータス」の連載をまとめたというもので、ここにもぎょくえんさんのことが書かれてありました。先斗町通の突き当たりの行列は夏の風物詩みたいな感じだったから、やっぱり残念です。

今日もかき氷 (CASA BOOKS)
蒼井 優
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営業は年内で終わり、かき氷は10月いっぱいまでとのことでした。

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