京都市バスの専用一日乗車券

京都の市バスには、観光目的の1日乗車券などのフリーパスがあり、地下鉄も合わせて利用できるものがあっても、私鉄も利用できるものがなく(地下鉄と私鉄ならある)、その場合は市バス専用一日乗車券も購入すると、ほぼ困ることなく京都市内の観光に利用できるようになります。

秋の本格的な観光シーズンを前に、先々週と先週の3連休に観光客のみなさんが押し寄せていたみたいで、そんな際に移動に便利な京都市バスの一日乗車券を利用される方も多いと思うのですが、地下鉄や嵐電などと合わせて利用する場合に参考にして下さい。

・・・便利だけど、やや不満

しばらく前の京都新聞に、こんな記事が:たぶんリンク切れになります

京都市の調査では昨年入洛した4955万人のうち、宿泊客は26・4%だった。地元旅行業者によると京都は需要が集中する繁忙期に予約がとれず、価格もやや高め。特にアジアの団体客は割安な滋賀や岐阜に宿をとる傾向があるという。

(一部は観光シーズンのみで通年ではないのですが)京都市営の地下鉄と市バスの一日乗車券+大阪や神戸、奈良、滋賀のいずれかまでの周遊パスが、1,400円から高くても2,000円程度なんだから、京都市内で観光+市外で宿泊というパターンに拍車を掛けているようなところが無きにしも非ず。

話が変わって今回、京都市内を回る想定だと、地下鉄と市バスの全路線に乗り放題の京都観光一日(もしくは二日)乗車券が便利なんですが、嵐山へ行く際に人気の嵐電に乗車するのは別料金となり、地下鉄と市バスを乗り継ぐしかない。この嵐山行きの市バスが観光シーズンになると、すごく混雑するんです。

そうなると結局、地下鉄と市バスと嵐電を利用できる設定の周遊パスがないので、友人たちを案内する際は地下鉄の終点で接続している嵐電を往復で利用することになり、追加料金が発生してしまう。

・・・地下鉄+嵐電+市バスの同一料金区間

これを解消するのが、「京都地下鉄・嵐電1日フリーきっぷ」と「市バス専用一日乗車券」の合わせ技で、嵐電のほかの路線にも乗車でき、観光地や名所の近くを走る市バスの観光路線「洛バス」の乗車も可能。ちなみに、この乗車券で市バスに乗車できるのは同一料金区間のみとなりますが、それでもかなり広範囲です。

京都市営地下鉄の駅や一部のホテルで取り扱いがあるほか、市バス専用一日乗車券のみの場合は、京都駅などの主要バスターミナルにある案内所や市バスの営業所、市バスの車内(売り切れている場合あり)、金券ショップでも購入できます。

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