今夏(2011年)に食べた“京都のかき氷”をシリーズ化した第4弾は、ぎをん小森や京はやしやなど、誰も知っているお店で提供している、他のお店とはちょっと違うかき氷をピックアップしてみました。
何気なく書いたら好評だったのでシリーズっぽくなった「京都でかき氷」も、時期的にそろそろ終わりという感じなので、来夏への覚え書きという意味も込めて印象に残っているものを4つほど挙げてみたいと思います。それにしても、あちこち食べに行ったものです。
・・・大丸京都店地下、和カフェ IORI
大粒のあずきがたくさんのった宇治金時にも魅かれるけれど、ここはやはり“梅氷”です。やや酸味のある梅の特製蜜がたっぷりとかけてあり、見た目はすごくシンプル。食べ進めていくと、中から小豆と寒天が出てきて、これがまた蜜と合うんです。
・・・祇園、ぎをん 小森
こちらも定番は宇治金時になると思うのですが、かき氷の量が多くて、初めてだとちょっと驚くはず。ただここでもお勧めしたいのは、サブ的な“甘夏のかき氷”なんです。さっぱりとした蜜に、甘夏も添えてあって、汗をかいたあとに、これがおいしいんですよ。
・・・本家尾張屋 錦富小路店
こちらは、京都で500年以上の歴史がある老舗のお蕎麦屋さん。その支店のかき氷は、お蕎麦を食べたあとにちょうどいい感じの、宇治しぐれ。この流れだと小豆はいらないなって感じで、さっぱりとした口当たり、今夏は何度か食べました。
・・・三条大橋そば、京はやしや 京都三条店
カフェっぽい店内ですが、お馴染みの甘味がメニューに並んでいて、ガイドブックなどにも掲載されているので観光客のみなさんも多いと思います。こちらの“おうす氷”は、茶碗に抹茶アイスと小豆、白玉を入れ、かき氷をのせたところへ香りがいい抹茶をつかった蜜、その形も独特です。
・・・四条富小路、生きている珈琲
そうだ、もうひとつ。銅製のマグカップにかき氷が山盛りで、自家製のコーヒーシロップがたっぷりしみ込んでいて、これが深いおいしさというのか、さすがコーヒー専門店という感じ。クリームをかけると、また違った味わいになるのです。
今夏で一番のヒットは、ここかな。