Eatalyは、食のテーマパークとは違い、イタリアの食文化の情報発信の場であって、こういったテーマ性を持った施設が京都市内にもあったらいいなと、いつも思うのです。
この3連休、京都市内は穏やかな秋晴れの行楽日和となり、運動会や観光に打ってつけでした。個人的には用件が立て込んで休日といった気分ではなくて、それでもスケジュールの合間に街をぶらぶらしつつ、このあたりに長刀鉾緑地があったなと探したり。
・・・日常にある風景
京都市内にある本格的な施設としては初めてとなったエキナカ「コトチカ」が一周年を迎え、それに続いて開業したり、開業予定もあるので今のところ順調のようです。ただ、テーマ性のようなものに欠けるので、Eataly(イータリー)のようなコンセプトの施設はどうか、と:
イータリーは高品質な食材、飲料を購入することができるフードマーケット。 (略)本場イタリアの味を知っていただくことはもちろん、それぞれの商品の知識を深めるといった体験もしていただけます。(略)また、ワイン講座や生産者を囲んだ懇親会、アペリティフなどのイベントも行います。
イタリアがいい!といった特別な思い入れがあるわけじゃないんですが、“テーマ性を持った”という意味で特徴的な事例として挙げてみました。
京都市内には地下街がいくつかあって、うまく集客できているところばかりじゃないし、テーマ性を持たせるというのは、1つの解だと思う。もちろん、ニューヨークのチェルシーマーケットにようにワクワクさせる仕掛けがあればまた別なんだけど。
・・・京の台所
錦市場は休日はもちろんのこと、平日でもひっきりなしに人が行き交うし、牡蠣のだいやすさんのような飲食スペースを持つお店(大方のお店が閉店した夕方から賑わう)もあって、お料理屋さんの買い出しや日常の買物だけじゃなく、観光の拠点にもなっていて。
Eatalyは、食文化の情報発信の場であって、食のテーマパークとは違うというのがポイントなんですよね。