京都の街をデザインするということ

京都市役所前の広場は街の中心に位置する、いろんなイベントに利用されている人気スポットのひとつなのですが、古い建物や京町家が消えていきつつある現状で、“街をデザインする”という観点から考察してみる時期に差し掛かっているのではないでしょうか。

少し前の休日、カフェ新聞でも時たま取り上げる京都市役所の前にある広場に、クラシカルな車が並んでいるのを見かけたのですが、「第6回京都ビンテージカーフェスティバル」という催しだったようで、市役所の建物も古いですから、写真に収めるにはちょうどいい雰囲気でした。

・・・街

上の動画は、「ワールド・デザイン・キャピタル・ヘルシンキ2012」というプログラムのプロモーションビデオで、北欧フィンランドのヘルシンキで開催される、大雑把に言うと“街をデザインすること”がテーマ。ワールド・デザイン・キャピタルとは

デザインを通じた都市の社会的・経済的・文化的発展を推進するべく、モデル都市を2年に一度、選定するというもので、2008年のトリノ、2010年のソウルに続き、次回の2012年には、フィンランドの首都ヘルシンキが選出されました。

それは都市計画という街づくりのハード面だけに留まらず、教育などの公共サービスにまでデザインの観点から考察してみようという、従来なら行政が担ってきた部分を“市民が主体的に創造する”ということから、その趣旨を説明するために作られた資料映像というわけなんです。

京都市は、観光都市であると同時に約147万人(2011年11月1日現在)の市民が暮らす街であり、古い建物や京町家が消えていくのを嘆きつつも、現実として仕方ないと受け入れなければならない部分もあり、上記のようなプログラムが京都市でも実施されないものかと、ふと思ったのです。

・・・映像で分かりやすく伝える

下の動画、主にタップダンスを踊る女性の足下を映し出していますが、実はこれ、イギリスのシューズブランドのプレゼン用ビデオらしく、約2分間、何足かのピンヒールに注目させる演出として構成されたもの。

https://www.youtube.com/watch?v=3sgTxnRprIM

美しく、かつ説得力がありますよね。

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