本の持ち出し自由の本棚「ぶつぶつ文庫」

京都市内にある大谷大学の図書館の入り口に、寄贈された本を自由に持ち出し、または自分の本と交換する「ぶつぶつ文庫」が設置され、学外の人でも利用できるようになっています。

Amazonの電子書籍端末「Kindle」が今春にも発売になるかもというニュースが流れましたが、それを歓迎する一方で、日本国内では出版社の出方が一向に見えてこない。また、本が電子書籍に置き換わってしまうことはないだろうし、電子書籍向けの短編小説や個人出版が新たな市場を作り出すのではないかと思っています。

・・・本は中身に触れてこそ

カフェ新聞でも本のことについては時おり触れてきているし、最近では「古書店」なんて話題を取り上げたり、本だけの取り扱いではなくてリトルプレスなんかも含めた2週間限定の本屋さん「三条富小路書店」もユニークなイベントでした。

ニュースをチェックしていて見つけた地元新聞の記事(新聞社ゆえ、リンク切れ):

学生たちに本に親しんでもらおうと、大谷大(京都市北区)の響流館・図書館入り口に、自由に本の持ち出しができる書棚が設置され、文庫や新書、小説などが置かれている。

寄贈された書籍で、すでに蔵書があって図書館に収録できないものを専用のラックに置いて、自由に持ち出したり、自分の本と交換したりする取り組み「ぶつぶつ文庫」は、学外の人であっても利用でき、新たな本と出会う機会となればいいですよね。

・・・経済への影響

こういった形態に限らず、古書の取り扱いについては、あまりに規模が大きくなると著者への印税に影響が出るとも指摘されたりしますが、買ってはみたものの、手元にストックしておくほどでもない本は、置いておくスペースの問題もあって何らかの処分を考えないと仕方がないのが現実ですよね。

この処分というのは、電子書籍となると、たぶんしなくなるんでしょうね。

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