京都市内の、レンタサイクル、サイクルシェア

京都市内にはレンタサイクルのお店がたくさんあって、それは観光用だけではなく、出町柳の「かりおん」のように日常の足として利用されているところもあるし、ステーションを増やして利便性を高めつつある「まちがどミナポート」などが営業しているのですが、本格的なサイクルシェアは実現できていない状況です。

自転車に乗って感じる風が心地よい今の時期は、本当なら地下鉄やタクシー、市バスを利用したくないのですが、ここ数年のうちに京都市内、特に中心部では駐輪するのが難しいというか、取り締まりが厳しくなったこともあって、行き先での状況が分からない場合、自転車で出掛けると何かしらの手間がかかることになります。

・・・レンタサイクルか、サイクルシェアか

一方通行が多く、道幅が狭いこともある京都市内にあって、すぐに戻ってくるならまだしも、数十分の駐輪というのは確かに迷惑になることもあるだろうし、そうなれば、サイクルシェアが最適なれど、これがまだ十分に整備されているわけではないのです。

以前に紹介した「まちがどミナポート:@minaport_kyoto」は、基本的にはレンタサイクルであるものの、複数のステーションで運営されているのでサイクルシェアっぽくもあるのですが、自転車の台数は十分でもステーションの数が増えないことには、ネットワーク外部性が効いてこない。

※ネットワーク外部性:上記の場合に置き換えると、乗り捨てが可能なサイクルシェアのようなネットワーク型のサービスでは、そのステーションが増えれば増えるほど、利用者の便益が増す現象のこと。

出町柳駅すぐにある「かりおん:@carillonkyoto」さんもレンタサイクルのほかに、サイクルシェアもあるのですが、お店と目的地(学校や勤務先など)の往復の利用が基本であり、一台の自転車を複数の人達でシェアするというものだから、途中で乗り捨てできないのが難点なんですよね。

・・・HUBchari

ふと目に留まった記事に、放置自転車を利用した「HUBchari(ハブチャリ)」というサービスがスタートしたと書いてあって、こちらは3台分のスペースさえ提供すれば、無償でポートを設置してくれて、その店舗や施設の集客に役立っているというのだから、ステーションを増やす施策として参考になるモデルですよね。

こちらは、乗り捨て可能とのことですよ。

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