赤レンガの建物が残る、東大路高野第三住宅

京都市内の高野にある「大垣書店&カフェ」より南のあたりに、UR(都市再生機構)が管理・運営する公営住宅「東大路高野第三住宅」があり、旧鐘淵紡績京都工場の、建設当時のレンガ造りの建物が今も保存再生される形で残っています。

本屋さんは好きでもアマゾンで買うことが多いのは、新書以外の在庫でも簡単に確認できることと、一度に何冊も買うこともあって、持ち運ぶのが重いから。今回は「大垣書店&カフェ」さんまで行くという友人の車に同乗させてもらった帰りに、東大路高野第三住宅に寄ってきました。

・・・赤レンガの建物

本を買い求めたあと、併設のカフェでコーヒーを飲んでいる際に、お互いが知る友人の話になり、その彼が以前に住んでいた「東大路高野第三住宅」は今どうなっているんだろうか、紅葉の頃は一段ときれいになって、写真を撮る人達の姿を見かけたのを思い出したり。

ここはUR(都市再生機構)が管理・運営する公営住宅なのですが、旧鐘淵紡績京都工場であったことから、明治後期に建設されたレンガ造りの建物(当時のボイラー室)の一部が今も保存再生される形で残っていて、京都府の産業遺産に指定されているそうです。

建物伝いの塀の内側にはこじんまりした庭園が設えてあり、子供たちが走り回る姿と笑い声が響き渡り、そこから伸びる歩道は広く、ちゃんと整備・清掃してありました。落葉樹が多いようでしたから、紅葉の頃にぜひまた行ってみたい。

・・・京都会館問題

京都会館もまた京都市内に残る歴史的な建造物だと思うのですが、内部だけではなく、外部にまで手を加える形で改築されるということで問題になり、それでも結局は市が押し切って解体工事が始まってしまったようです。

疎水べりにある京都を象徴する建物のひとつが姿を変えてしまうのは、とても残念なことですね。

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