京都市は、世帯あたりのパン購入額が常に上位(つい最近まで長らく1位、現在は2位)であるというのは、老舗を含めて街のあちこちにあらゆるタイプのパン屋さんがあることから納得といった感じがします。
購入額ベースで昨年度、パンが主食である米を上回ったと発表されていましたが、京都市は都道府県の県庁所在地と政令指定都市別のランキングで、つい最近まで長らく1位(現在は2位)だったことからも、パン好きが多い街ということなんでしょうね。
・・・パン屋さんがあちこちに
カフェ新聞でも好きなパン屋さんを何軒か挙げましたし、左京区は大学が集まっていること、それにアンスティチュ・フランセ関西(旧関西日仏学館)やドイツリンク京都などがあって京都市内在住の外国人の方々も多いし、市内にはビストロなどの料理店がたくさんあります。
そんなことからも菓子パンばかりじゃなく、ハード系のパンを主に取り扱うパン屋さんがいくつもあるし、電気釜が主流になっているところ、薪釜で焼き上げているお店もあって、他にはベーグルが主力商品だったり、脇で売られているスコーンやマフィンがこれまたおいしかったり、その特長は様々。
それにそれに、店内で焼き上げたパンを提供している人気のカフェは数多の雑誌に掲載され、ホテルのベーカリーが格安のモーニングで話題になったかと思えば、一般的な食パンで手作りのサンドイッチを作っている個人店に根強いファンが多数いたりと、パン好きの理由を探せば、いくらでも出てくる感じがします。
・・・老舗パン屋さん
進々堂さんは創業が1913年で約100年、志津屋さんは1948年と、どちらも京都市内に複数の店舗があり、進学などで上京した際、どちらもないことで全国チェーンじゃないことに初めて気付いたなんて話があるほど、子供の頃から馴染みがあるパン屋さんなんですよね。
志津屋さんの名物のひとつである「カルネ」は、未だに月1回以上は食べます。