今回は「京都でカレー」の最終回ということで、女性店主さんによるカレー店を4つ、個人的に好きなのは京大病院近くにあるカレー専門店「ビィヤント」のカツカレーです。
これまで続けて書いてきた京都でカレー(1), (2), (3), (4)の続編は、女性店主さんによる、味にパンチがあるカレーを挙げてみたいと思います。ピックアップしたのは定評のあるお店ばかりですので、個人的な意見というわけでもないはずです。
・・・元田中駅前、Restaurant DiDi(ディディ)
こちらは奥さまがスパイス研究家とあって、その配合から生み出される味わいは、ジャンルとしては北インドもしくはネパール系なんだそう。どちらかといえば、軽めの口当たりながら後からスパイスの効用を感じ、日本人向けにアレンジした味わいとは全く違って、セットのサラダなども独特です。
・・・一乗寺、ガラム マサラ
お店は駅前ではなく、白川通北大路の交差点の近く、もう少し南へ行くと京都造形芸大があるあたりです。こちらはやはりキーマカレーですね、サフランライスとともに出てきて、半分ほどのところで半熟たまごと混ぜながら食べ進めます。ほかにチキンカレーもよく注文されているように思いますし、それに、すごく個性的な店主さんです
・・・出町柳駅の近く、南国Curry Cafe & Bar「蓮」
タイカレーには“激辛”と付け加えられてあり、見た目からもそれが分かるような色をしているのですが、実際に食べてみると、それをはるかに超える辛さ(笑)それでも味わいにコクと深みがあるから、旨くて辛いという表現がぴったりかも。辛みを抑えたカレーもありますよ。
・・・京大病院の近く、ビィヤント
東大路通を隔てた向こう側が京大病院という、10席足らずの小さなカレー専門店。どこか日本のカレーっぽい見た目ながら、どろっとはしていなくて、さらっとしつつスパイシーで初めは甘み、あとで辛みがじわじわ、ブラックペッパーがアクセントになっています。ビーフカレーの辛口は本当に辛くて、中辛どころか甘口でも辛さを感じるくらい。個人的にはカツカレーが一押しで、人気でもあります。
こちらは1975年の創業で、元気なおばあちゃまが出迎えてくれますよ。