京都市内でも恵方巻は一般的なんですが、寺社仏閣で行われる節分祭(節分会)では狂言などが奉納され、市民だけではなく、観光客のみなさんも注目する行事なので、主なところをピックアップしてみました。
最近ではすっかり、節分といえば恵方巻といった感じになっているようなので、まずは2013年の恵方から、“南南東”ですよ!正確には「南微東」らしく、南と南南東の間になりますから、ほぼ南南東という具合。それで今回は、節分が週末に当たるので、京都市内で行われる節分祭(節分会)をピックアップしたいと思います。
・・・千本ゑんま堂 強運節分会
本堂にて「千本ゑんま堂大念仏狂言」が奉納されたあと、「福は内、鬼も内」と言うのが習わしの豆まきがあります。それを見るのが外なもので、防寒対策をしっかりして出掛けないと大変なことになりますよ。ほかに、「厄除けこんにゃく煮(た)き」も。
・・・八坂神社 節分祭
先斗町と宮川町、祇園甲部、祇園東の4つの花街の歌舞会による舞踊奉納があり、そのあとに豆まき。確か、獅子舞の奉納などもあって、それから豆まきだったと思います。こちらはかなりの人出で混雑しますから、ご注意を。
・・・平安神宮 節分祭
何気なく向かうと、境内一円で古式の祭事が多彩に行われている様子に驚くはず。そんなこともあってか、ガイドブックなどでも紹介されているんでしょうね、外国人観光客の方々が訪れ、写真を撮る姿をあちこちで見かけます。それと終日、参拝者に甘酒の接待がありますよ。
・・・壬生寺 節分会・壬生狂言
炮烙(ほうらく)を買い求めて墨書きしたものを奉納するほか、護摩祈祷など、祭事がこちらも多彩です。それと壬生狂言では全30演目の中から、鬼を豆で退治するという「節分」だけが複数回にわたって上演されます。
なお、壬生狂言は節分のほか、4月と10月の年3回です。