京都三大名水(+個人的にもうひとつ)

京都三大名水とは、梨木神社の「染井」と和菓子屋の亀屋良長の「醒ヶ井(さめがい)」と京都御所(京都御苑)内の「県井(あがたのい)」で、先2つは一般でも持ち帰ることができます。

仕事そのほかの用件で、たまに訪ねるお宅があり、時間があれば、薄茶を点ててもらうことがあるのですが、こちらには裏に井戸があって、普段はその水が使われているはず。それが先日は京都御所の東側にある梨木神社さんのものだったので、これに絡めて「京都三大名水」の話を少しだけ。

・・・梨木神社

境内に湧き出ている“染井の水”は、まろやかなでやわらかい感じがします。タンクを持って水を汲みに来る人がたくさんいて、順番待ちの列ができていることも。こちらは、9月に行われる「萩まつり」で知られ、咲き乱れる風景が見事ですから、機会があればぜひ。

・・・醒ヶ井(さめがい)

千利休が愛用したと言われ、“佐女牛井”とも。老舗の和菓子屋「亀屋良長」さんの敷地内にあったものの枯れてしまい、改めて掘り直して以来、自由に持ち帰ることができるよう、通り(醒ヶ井通)に水場が設えられました。

・・・県井(あがたのい)

京都御所(京都御苑)内の旧一条家屋敷跡にあり、こちらも枯れてしまっていたところ、現在はポンプによる汲み上げで利用されているようなんですが、一般には開放されていないらしく、現状の水がどうのようなものなのか、よく分かりませんでした。

・・・本家尾張屋 錦小路店

本店は、日本最古の飲食店だと言われている、創業500余年の蕎麦屋「本家尾張屋」さん。その支店の店先に井戸があって、ご自由にお持ち帰りくださいとのことなので、何かの折、こちらのお水をいただくことがあります。

もちろん、お蕎麦もおすすめですよ。

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