京都市内の梅の名所といって真っ先に挙るのが北野天満宮、梅林の隣に桃林もある京都御所もきれいだし、それと梅の季節の最後には小野小町ゆかりの随心院で「はねず踊り」が奉納されます。
友人たちが京都への旅行を決めたのは、あの「そうだ 京都、行こう。」のポスターを見たからかもと書いたら、「その通り!」と返信がありました。桜はまだ先のことですが、先週末に梅の様子を見てきましたので、これから見頃を迎える梅の名所をいくつか挙げてみますね。
・・・北野天満宮
京都市内で梅といえば、北野天満宮さん。紅白50種類ほど、それに圧倒的な本数と咲き乱れる風情に加え、梅花祭では芸舞妓さんによる野点での抹茶の接待(今年はすでに終わっています)も。そしてこの梅は、年末に「大福梅」として参拝者に授与されることになっていて、その収穫量は、なんと約3トンだとか。すごいな。
・・・京都御所
先日、梅林の横を通り抜ける際に見てみたら、例年なら見頃も間近といった感じなのに、今年は随分と遅れていますね。紅白のほかに、ピンク系もあって、その北側にある桃林も見事ですよ。種別としては梅じゃないけれど、蝋梅はきれいに咲いています。
・・・梅小路公園と植物園、二条城
今年から公開ということで手づくり市のついでに行ってきたら、期日が終わる頃にやっとピークを迎えるんじゃないかという程度の咲き方でした。府立植物園もちらほらといった感じでまだ先のようだったし、友人が楽しみにしている二条城の梅も、「例年なら見頃のはずが、今年は遅れているね」とのこと。
・・・小野随心院
そして、京都の梅で忘れちゃいけないのが、小野小町ゆかりの寺である隨心院さんと小野梅園。門跡の紅梅が、その色合いから「はねず」と呼ばれて親しまれてきたことから、春の風物詩のひとつ、梅の終わりの頃のはねず踊り。
なお、はねず踊り奉納は例年通り、3月の最終日曜日に行われる予定です。